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2020.05.22
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ブルーカーボンのこと

ブルーカーボンって初めて聞く方も多いと思います。まだまだ世に知られていなないと思いますが、2009年に国連環境計画(UNEP)がはじめて作りだした言葉です。

 二酸化炭素は大気に放出されているだけではありません。確かに人類の活動による二酸化炭素の約57%は大気中に放出されますが、12.5%は森林に吸収され、残りの30.5%は海に吸収されたとの報告があります。

 森林が二酸化炭素を吸収することは、よく知られていることですが、海の吸収量がそれより多いことが明らかとなりました。この海が吸収する二酸化炭素をブルーカーボンと呼んでいます。

 植林などを通じた森林保護などに対し二酸化炭素排出量をクレジットで取引していることにについて、カーボンオフセットの項目で説明させていただきましたが、この森林保護の考え方を海洋保全に置き換えて考えようとするものです。
 前述しましたが海は森林より多くの二酸化炭素を吸収しますが、二酸化炭素の吸収でゆっくりと酸性化しています。酸性化は稚魚やサンゴの成育に影響を与え、最終的には海に食糧や経済の基盤を置く国々は大きなダメージを受けるといわれています。
森林保護だけでなく、海洋保全に向けた取り組みが今後すすめられていくことになりそうです。