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2020.10.30
トレンド
中国が2035年にガソリン車を全廃
中国が2035年にガソリン車を全廃するとのニュースが入ってきました。具体的には2035年に新車販売のすべてを電気自動車(EV)、新エネルギー車(NEV)、ハイブリッド車(HV)にするという方針のようです。具体的には電気自動車か燃料電池車など新エネルギー車で50%以上とし、残りは全てハイブリッド車にするというものです。
中国のEV車の販売台数は2019年に110万台と世界レベルでトップ水準です。年間総販売台数2,600万台の4.2%がEV比率となっています。2035年には年間3,000万台まで到達すると仮定し、その半数が1,500万台。これは現在の13.6倍ですが、販売台数が増えることで蓄電池価格の低下も予想され、広大な土地という条件もあって太陽光発電の設置コストも低く、具体的なシフトがすすめやすいと考えられます。
EU各国もEVなどのエコカーへのシフトを表明しており、ドイツ、オランダ、ノルウェー、スウェーデンなどが2030年、イギリスが2035年、スペイン、フランスが2040年にガソリン、ディーゼル車の販売を全廃すると表明しています。
まだまだ日本国内の自動車業界では、このような具体的な指標はでてきていませんが、世界の流れからみても、遅かれ早かれ動きがでてくると考えられます。
EV車は充電できるため蓄電池として有効活用できるため、太陽光発電など不安定な電源の有効活用にもつながります。CO2の排出量削減にも効果的だといえますね。
いずれにせよ世界が温室効果ガス削減に向けて動き出していることは事実です。