コープのでんき・ガス | エネルギーサービス - 大阪いずみ市民生活協同組合

直流と交流のことは以前のコラムに書きましたが、交流には周波数があるのをご存じでしょうか？
また関西と関東でこの周波数が違うことも。

交流は一定時間に電気の大きさ（電圧）がプラスとマイナスに切り替わっていることを説明しましたが、1秒間に何回切り替わるか？　この回数が周波数です。

たとえば蛍光灯は、交流でそのまま動作するのでプラスとマイナスが入れ替わる際に点滅する状態になっています。ちなみに周波数が「60Hz」の大阪では1秒間に120回点灯を繰り返します。

日本は糸魚川から富士川を結ぶ線を境に、西側が「60Hz」、東側が「50Hz」と同じ国で異なる周波数の電気が流れている珍しい国です。これは明治時代に、東京はドイツ製、大阪にはアメリカ製の発電機が輸入され、ドイツ製は「50Hz」アメリカ製は「60Hz」だったためです。
家電によっては、「50／60Hz」を記載され両方の周波数で使えるものもありますが、使えないものもあるので引越しの際には注意が必要ですね。