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2020.01.26
再生可能エネルギー

太陽光発電のデメリットは??

再生エネルギーとして太陽光発電が注目されていますが、太陽光発電100%で国内の電気を全てまかなえないのでしょうか?
答えは限りなくNOです。
理由は単純で、太陽光発電は太陽が照っているときしか発電しません。夜間はもちろん、雨天や曇天の時はほとんど発電しません。
なので大型の太陽光を設置していても発電しない時間帯は他に蓄電池等でまかなうか、他の発電方法で発電してバックアップする必要があります。
ちなみに全面的にバックアップできる蓄電池の設置はコスト面でも現実的ではありませんので、他の発電方法でカバーしているのが実態です。

そのため国内では火力発電がもっとも多く利用されています。
太陽光のバックアップとなれば、水力や風量など継続的に一定量発電する方式では対応できません。
必要に応じてすぐに発電量をコントロール必要があるため、火力発電が中心になっています。

日本では再生エネルギーにおける太陽光の比率が高いため(2018年度は再エネ比率17.4%中6.5%が太陽光)発電量のコントロールが難しくなっています。また時間帯による電気需要量も変動するため、水力など供給量をコントロールできない電源だけで賄うこともできません。

再生可能エネルギーを増やすことを前提にすると、昼夜で供給量の変動が少ない水力や風力などの電源を太陽光とバランスをとりながら拡大する。そのバックアップを比較的CO₂排出量の少ないLNGで補うのが当面はベターだという意見もあります。


即座に不足分を発電した補てんしてできる環境負荷の低い新たな電源を開発するか、バックアップしきれる蓄電池を普及させることができれば良いのですが、、、、