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2020.01.09
環境とでんきの話
温室効果ガスとは?
温室効果ガスという言葉は聞かれたことがあると思います。
地球の表面は太陽の光で暖められています。暖められた地表面からは赤外線が放出され、その後大気圏外へ出ていきますが、一部が二酸化炭素(CO²)などの気体に吸収され、再び赤外線が地球の表面に放射されます。そのため二酸化炭素(CO²)などが増加することで、地球の表面温度が高くなります。これが温室効果で、この二酸化炭素などの気体を温室効果ガスと呼びます。適度な量の温室効果ガスは、地表の温度を一定に保つために欠かせないものですが、増えすぎると地球の表面の気温が高くなりすぎます。
「温室効果ガス」として現在問題にされているのは、二酸化炭素(CO₂)、メタン(CH₄)、一酸化二窒素(N₂O)、ハイドロフルオロカーボン類(HFCS)、パーフルオロカーボン類(PFCS)、六フッ化硫黄(SF6)の6種類ですが、二酸化炭素が65%以上を占め、環境にもっとも大きな影響を及ぼしています。
二酸化炭素の増加は、石炭や石油の大量消費や二酸化炭素を吸収する森林の伐採などが要因で、過去数百年にわたって大気中の濃度は280ppm程度でしたが、18世紀半ばから上昇し、ここ数十年で急激に増加、2015年には410ppmまで達しています。