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2020.01.08
でんきが流れるしくみ

発電所のおはなし。火力発電の仕組み

火力発電の基本的な仕組みは、石油などの燃料を燃やして、その熱で蒸気(お湯を沸かす)を発生させることで、蒸気タービンを回転させることで、発電機を動作させるものです。

蒸気タービンを回転させた後の蒸気は冷却して、循環させる仕組みになっています。 蒸気を冷却する際に、大量の水が必要であるため火力発電所は比較的海に近い場所に設置されます。
またほかにも燃焼時の高温の燃焼ガスでタービンを回すガスタービン方式、ガスタービンの燃焼ガスの余熱で蒸気タービンを回すコンバインドサイクル方式もあります。
火力発電はデメリットとして、石油や石炭などの化石燃料に頼らざるを得ないこと、燃料を燃やす際に地球温暖化ガスである二酸化炭素(CO2)を発生することです。反面、燃料の量を調整することで発電量をコントロールしやすく、季節や時間帯で変動する電力消費に対応して発電できるメリットもあります。

また、火力発電に使用する燃料でも下記のような特徴があります。

石油火力:燃料単価が高く、国際情勢で燃料価格が変動しやすい。

LNG火力:石油、石炭と比べるとCO2排出量が低く環境負荷が低い。燃料価格は石油より安いが石炭より高い。

石炭火力:石油と比較して埋蔵量も豊富で単価も安い。反面CO2排出量が最も高い。