コープのでんき・ガス | エネルギーサービス - 大阪いずみ市民生活協同組合

電気も食品のように大量に作ったものを必要に応じて貯めることができるのでは？と思ってしまいがちですが、電気を石油のように大量に貯めることは非効率なので継続的に発電しながら家庭に送っています。

電気は、以前「でんきってなに？？」で書いたように、電子が動くことで発生するエネルギーであり、「動いているもの」を貯めることはできません。そのため電気を他の形に変えて使用するとき再び電気に戻して取り出す必要があるのです。

電気を貯める方法は何種類かありますが、各々電気エネルギーを何のエネルギーに変換するか異なるだけです。
たとえば蓄電池は、蓄電池内部で化学反応を発生させ、一旦化学エネルギーに変えて貯めています。
燃料電池は、電気エネルギーで水を電気分解し、水素など気体燃料に変換して蓄え、必要なときに水素と空気中の酸素を反応させて発電し、電気エネルギーに変換しています。（Power to Gasと呼ばれている)

わざわざ別のエネルギーに変換して戻すため、効率が悪いことは理解できると思います。実際に蓄電池に蓄電することで交流と直流の変換ロスも含め約３割もロスが発生します。