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2020.01.17
でんきが流れるしくみ

風力発電のしくみ

発電機の項でコイルの中の磁石を回転させることで発電すると書きましたが、風力発電は至ってシンプルな考え方です。
簡単に説明すると風が当たると羽根(ブレード)が回転し、その回転で発電機を回しています。
ブレードが回転することで、動力伝達軸を回転させ、ナセルという装置にある増速機のギアで回転速度を速め発電機を回しています。
ちなみに台風などの強風時に停止させるためにブレーキもついています。
発電機で発電したあとは、ほかの発電方法と同様に変圧器で昇圧されて送電されます。

みなさんも風力発電機を海沿いなどで見たことがあると思います。大きさは高いもので100m以上もありで、おおよそ30階のビル並みです。
また近年は海の上に建設される洋上風力発電機もあり、サイズが大きく180mもの高さのものもあります。
風力発電は、燃料が不要で風さえあれば昼夜問わず発電します。ただし風がないときは発電しません。また風が強すぎても停止させるため発電しないため、安定性の面では弱い面もあります。ちなみに洋上風力発電は設置場所は海上なので設置コストがかかること、送電コストがかかることなどもデメリットとなってしまいます。