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2020.01.22
でんきが流れるしくみ
地熱発電について
日本は火山国だとよく言われますが、そのエネルギー資源を活用しようとするのが地熱発電です。
地上で雨が降ると、地下のマグマ熱で地下1000-3000m付近に溜まります。その層が地熱貯留層です。
この蒸気を取り出してタービンを回すのが地熱発電の仕組みです。
地熱発電には主に2種類の仕組みがあり、直接地下の蒸気を取り出して利用するフラッシュ方式と、水より沸点の低い液体を使って、既にある温泉などの熱を利用するバイナリ方式です。
フラッシュ式は地下1000~3000mまで新たに掘り進める必要があるため、発電設備を作るために多額な調査や開発コストがかかります。また設置場所も国立公園などに該当する場合も多く、新たな建設が難しいのが実態です。
一方でバイナリ式はすでにある温泉等を活用できる方式なので、低コストでまだまだ開発の余地があると考えられています。
地熱発電はCO²も発生させず、施設使用率が年間を通じて高いことも特徴でですが、設置コストを含め様々な問題もありなかなか広がっていません。