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2020.05.07
節電アクション

家庭で取り組むCO2削減

国内のCO2排出量に対して家庭から排出される割合は約13%に過ぎず、多くは産業部門からの排出になります。
(全国地球温暖化防止活動推進センターの報告より)
その中には発電(自然エネルギーを除く)も含まれ、工業や商業、運輸など我々が生活する上で欠かせないものが含まれており、各部門でも削減に向けた取り組みをすすめようとしています。発電の非化石化の取り組みもそのひとつですが、鉄鋼や化学産業など大幅な削減が難しい実態もあります。

未来に向けて、まず家庭でできることから始めることが大切だと考えています。
あくまでも平均ですが、1年間に各家庭から排出されるCO2の量は1世帯あたり約4.5トンです。
アジア象1頭より少し重いという重さ。ほとんどイメージできませんが。
1トンが1年間に杉の木約71本で吸収できるCO2量なので、約320本の杉の木が吸収するCO2量を各家庭が排出していることになります。
これを体積で表現すると25mプールが4.5個になります。

家庭からのCO2排出量の内訳で最も多いのが照明、家電製品(冷暖房を除く)で約32%を占めます。次が自動車で約23%。その他給湯や暖房が各16%程度です。ちなみに冷房は2%強に過ぎません。(全国地球温暖化防止活動推進センターの報告より)
1人1人が意識を持ち、できることから始めることが大切です。

<各家庭でできるアクションプラン>

①生活スタイルを見直す
・公共交通機関を使う。
・自家用車に乗る場はアイドリングはしない。
・使っていないコンセントは抜く
・冷暖房 とくに暖房は温度設定を低めにして、上着を着る。
・見ないときはテレビを消す。
・買い物時はエコバッグを使う。

②家電製品を見直す
・LED電球でないとこは、早目にLED電球に交換する。
・家電製品を購入するときはできるだけエコなものを選ぶ。

③リサイクルする
・リサイクルが温暖化防止に関係するの?と思われがちですが、たとえばアルミ缶などはアルミ地金作りの段階で多くのエネルギーがかか ります。ペットボトルも焼却することでたくさんのCO2を排出します。
・リサイクルは資源の有効活用だけでなく消費エネルギーの削減やCO2排出量の削減にも貢献しているのです。
・意外と知られてませんが、スマートフォンも部品に使われているレアメタルがリサイクルできることで資源の有効活用だけでなくCO2排出量の削減にも貢献します。古いスマホが家にあれば積極的にリサイクルに出しましょう。

④家庭の電気を見直す
・以前書きましたが、FIT(固定価格買取制度)における買取価格は下がっていますが、太陽光発電設備自体の価格は下がってきています。
 今後の動向としては自家発電した電力を自宅で使うことも、考える価値はありそうです。
・自家発電が難しい場合も、電気の契約見直しならできることです。新電力も含め各社より様々なプランが販売されています。
 この機会に少しでも環境に配慮したプランに契約変更にしてみませんか。

最後にもっとも重要なことですが、「無理をしない」ことです。ダイエットでも楽しみながらせず無理をすると長続きしない、リバウンドするなどよくありません。できることから少しづつ楽しみながら始めましょう!