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2020.01.15
環境とでんきの話

COP25のこと

2019年は「グレタ」さんの発言が話題になりましたね。
16歳のスウェーデンの環境運動家の「グレタ・トゥーンベリ」さんです。
9月に開催されたニューヨークの国連気候行動サミットで強いメッセージを残しました。彼女の発言に対しては賛否両論あるにせよ、温暖化がすすんでいることには間違いはありません。

日本国内では、小泉環境大臣の発言のことや、日本が2回NGOから「化石賞」という不名誉な賞を受賞し、石炭火力発電が批判を受けたことに注目が集まっていましたが、2019年12月に国連気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)がスペインのマドリードで開催されました。

平均気温の上昇を産業革命前に比べて2度未満(できれば1.5度)に抑えるという長期目標を持つ「パリ協定」が2020年から本格的に始まります。その実施を前に国連の温暖化防止会議(COP25)が、2019年12月スペイン・マドリードで開催されました。
焦点は、積み残されたパリ協定の細則ルールに合意すること、そして各国が提出した温室効果ガスの削減目標を引き上げる機運が強く打ち出せるか否かでした。

パリ協定の細則は昨年のCOP24で概ね決定していましたが、「削減量」を国際的に取引するルールである「6条」は、策定を誤れば削減目標の抜け穴が生じる懸念があること、各国の利害にもかかわる問題であることから合意に至らず、結果として2020年イギリスで開催されるCOP26まで先送りとなりました。

各国が提出した温室効果ガスの削減目標を引き上げる機運について成果が得られる結果ではなりませんでしたが、会期延長2日目の未明に出てきた議長案は、間接的な表現ではあるものの、各国に現状の努力とパリ協定の長期目標のギャップを検討した上で、「可能な限り、最も高い野心」を反映させることを呼びかける内容となりました。


COP25にもグレタさんが登壇し、各国に対して対策を前倒しするよう呼びかけ前回のCOP24とは比較にならないほどの注目を集めましたCOP25議長だったカロリーナ・シュミット氏(チリ環境大臣)も会場外の市民の声に応えるために、会期を2日延長したのだと言われています。

2030年に向けて我々も地球に住む人間として行動していく必要がありますね。