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2020.01.25
再生可能エネルギー

FIT制度で買取期間が終了したらどうなるの??

住宅用の太陽光発電で余った電力を買い取りますという広告を見たことがありませんか? これを電力業界では卒フィットと呼んでいます。
住宅用太陽光発電の余剰電力の固定買取制度(以前説明したFIT制度)は2009年に開始しました。
この制度での買取期間は10年ですので、2009年に設置した方は2019年に終了します。


太陽光発電の装置自体は、10年経過しても使えるため余剰電力は継続して発生します。その余剰電力のことを卒フィットと呼んでます。
もちろん何もしなくても、関西電力は8円でそのまま買取を継続しますとしていますが、8円以上で買取している電力会社もあります。
また関西電力では余剰電力を一旦関西電力に預けて、必要に応じて戻す貯金のようなサービスも展開しているようです。

価格は電力会社により差がありますが、住宅用太陽光を導入している家庭でも、不足する時は電力会社から電気を買っていますので、契約の囲い込みも目的にしています。

また電力会社は、買い取った電気を環境価値のある再エネ電源として販売できる(FIT電源ではなくなるため)こともあるため、2030年に向けて再エネ比率を高めるためにも有効な電源だとも考えられています。

2021年以降も卒フィット対象者が増加しますので、今後このサービスを展開する電力会社が増加していくかもしれないので、太陽光を設置しているご家庭は情報収集を欠かさないでくださいね。